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RKB毎日放送「今日感テレビ」の中のコーナー「穴場ウォーカー」で櫂歌書房の製本技術と電子書籍を用いて制作した「不思議新しい物」が紹介されます。
不思議な物とは、「電子書籍と本が融合したiPadケース」です。
見た目は本そのものです。上製本の材料を使い、銀色の箔押しをしております。
電子では紙の触感が楽しめないいと言う声がありましたので、書籍用紙を入れております。紙を触りながら、電子書籍を読む事が可能です。
さらに、巻末にインキをしみ込ませた袋がついてますので香りも楽しめます。
遊び心と製本技術の伝承のために作ってみました。
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林檎の感触 新谷休呆歌集
けっして赦されることのない、そして哀しくせつないおとなの恋を描いた珠玉の歌集
人間は罪深い存在である。基督教が伝へてくれるやうに人間は原罪を背負うて生きてゐるのだらう。その罪は神に背いたことに端を発してゐる。だからわれわれはいつも誰かを裏切りながら生きて行かざるを得ない。
犯さうと思はなくとも人間は罪を犯してしまふ。それが恋だ。恋はするものではなく落ちるものだ、とは誰の言葉だつたか忘れてしまつたが、落ちるとは本人の意思とは別に唐突にやつてくることだ。まさに落とし穴に落ちるやうに落ちるのである。恋に落ちるといふことは人間として堕ちていくことかもしれない。なぜならば恋に落ちた瞬間から人は誰かを裏切りはじめるからだ。
ひとつの恋が成就し、結婚といふ結末を迎へて大団円といふわけにはいかない。その蔭で誰かを傷つけたことは間違ひない。幸福な家庭生活の合間にふと誰かに心ときめかせることもあるだらう。ただ、表沙汰にならないだけで、人は恋という罪を重ねて生きて行くのである。
そして僕はそんな罪を贖つてみたくなつた。それがこの『林檎の感触』だ。今まで詠んできた歌の中から恋の歌だけを集めてみた。結婚式の前に古い恋人との関係を精算しておくみたいな作業として恋の歌だけ纏めて出版することにした。はじめての歌集だけれど、第一歌集といふのではなく、第一歌集以前の成就しなかつた恋のやうなものだ。でも、きつといつまでも忘れられない僕の原罪のやうな歌集になるのだらう。
あとがきより
著者
新谷休呆
twitter:http://twitter.com/#!/ringonokanshoku
ブログ:http://www5f.biglobe.ne.jp/~yas007from-munakata/
北海道小樽市に生まれる。
福岡県宗像市在住。
二〇〇〇年十二月
塔短歌会会員
二〇〇一年一月
北限短歌会会員
二〇〇九年二月
第十四回北限賞受賞
目次
■林檎の感触 表紙
■著者略歴
■旅立ちそれは別れ
■ちいさな想ひ
■ゆきちがひ
■北鎌倉
■禁断の部屋
■やさしさは罪
■黒服の女
■ラム酒の記憶
■裏切り
■あやまち
■「黄昏のビギン」聞きながら
■地獄の花
■微熱のやうな恋
■理不尽な別れ
■京都へ
■きまづい日日
■不可思議な春
■新しき花
■あとがき
■奥付
■裏表紙
カラー写真18点
電子書籍発行:櫂歌書房
※紙の書籍(1260円税込み)も販売中です。
電子書籍の新刊案内
詳細
人が初めて渡った『橋』は川中の倒木や垂れ下がった蔦などであったと思う。
釣り橋、掛け橋、桟橋、跳ね橋など、わたしたちは生きるがゆえに幾つもの橋を渡る。
北欧の道標に「どこへもゆけない道」というのがあると聞いた。「行き止まり」を意味した標識と思うが、時によって人は行く先が見えないままでも橋を渡らねばならない。
西伊豆堂ヶ島の『揺るぎ橋』は、崇神天皇の時代に官船を建造した余り木で架けられたと伝えられる小さな土橋である。
《不浄な者が渡ると揺れる》というのが揺るぎ橋の名の由来だが、不浄な者の対象は、言うまでもなく女性である。そんな言い伝えを迷信と知りながらも、かつては密かに揺るぎ橋を訪れる女たちの姿が見受けられたと聞く。彼女たちは、自身の何を占っていたのだろうか。
著者略歴
多賀 多津子 (たが たづこ)
1938年 東京生れ
1984年 「河津ばやし」 九州芸術祭文学賞福岡地区優秀賞
1986年 「毛蚕(けご)」 同 上
1988年 「鞠の音」 同 上
1993年 「割愛」 中日新聞・日本海文学大賞奨励賞
1996年 「葦巣」 同 上
1995年 「頭状花・天城道の轍」 北九州市自分史文学賞佳作
1998年 「緑茶・しぶ茶・ウーロン茶」 (櫂歌書房)
電子書籍の発行:櫂歌書房
表紙画/きりえ 朝重 秀明
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林檎の感触 新谷休呆歌集
けっして赦されることのない、そして哀しくせつないおとなの恋を描いた珠玉の歌集
人間は罪深い存在である。基督教が伝へてくれるやうに人間は原罪を背負うて生きてゐるのだらう。その罪は神に背いたことに端を発してゐる。だからわれわれはいつも誰かを裏切りながら生きて行かざるを得ない。
犯さうと思はなくとも人間は罪を犯してしまふ。それが恋だ。恋はするものではなく落ちるものだ、とは誰の言葉だつたか忘れてしまつたが、落ちるとは本人の意思とは別に唐突にやつてくることだ。まさに落とし穴に落ちるやうに落ちるのである。恋に落ちるといふことは人間として堕ちていくことかもしれない。なぜならば恋に落ちた瞬間から人は誰かを裏切りはじめるからだ。
ひとつの恋が成就し、結婚といふ結末を迎へて大団円といふわけにはいかない。その蔭で誰かを傷つけたことは間違ひない。幸福な家庭生活の合間にふと誰かに心ときめかせることもあるだらう。ただ、表沙汰にならないだけで、人は恋という罪を重ねて生きて行くのである。
そして僕はそんな罪を贖つてみたくなつた。それがこの『林檎の感触』だ。今まで詠んできた歌の中から恋の歌だけを集めてみた。結婚式の前に古い恋人との関係を精算しておくみたいな作業として恋の歌だけ纏めて出版することにした。はじめての歌集だけれど、第一歌集といふのではなく、第一歌集以前の成就しなかつた恋のやうなものだ。でも、きつといつまでも忘れられない僕の原罪のやうな歌集になるのだらう。
あとがきより
著者
新谷休呆
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北海道小樽市に生まれる。
福岡県宗像市在住。
二〇〇〇年十二月
塔短歌会会員
二〇〇一年一月
北限短歌会会員
二〇〇九年二月
第十四回北限賞受賞
目次
■林檎の感触 表紙
■著者略歴
■旅立ちそれは別れ
■ちいさな想ひ
■ゆきちがひ
■北鎌倉
■禁断の部屋
■やさしさは罪
■黒服の女
■ラム酒の記憶
■裏切り
■あやまち
■「黄昏のビギン」聞きながら
■地獄の花
■微熱のやうな恋
■理不尽な別れ
■京都へ
■きまづい日日
■不可思議な春
■新しき花
■あとがき
■奥付
■裏表紙
カラー写真18点
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詳細
人が初めて渡った『橋』は川中の倒木や垂れ下がった蔦などであったと思う。
釣り橋、掛け橋、桟橋、跳ね橋など、わたしたちは生きるがゆえに幾つもの橋を渡る。
北欧の道標に「どこへもゆけない道」というのがあると聞いた。「行き止まり」を意味した標識と思うが、時によって人は行く先が見えないままでも橋を渡らねばならない。
西伊豆堂ヶ島の『揺るぎ橋』は、崇神天皇の時代に官船を建造した余り木で架けられたと伝えられる小さな土橋である。
《不浄な者が渡ると揺れる》というのが揺るぎ橋の名の由来だが、不浄な者の対象は、言うまでもなく女性である。そんな言い伝えを迷信と知りながらも、かつては密かに揺るぎ橋を訪れる女たちの姿が見受けられたと聞く。彼女たちは、自身の何を占っていたのだろうか。
著者略歴
多賀 多津子 (たが たづこ)
1938年 東京生れ
1984年 「河津ばやし」 九州芸術祭文学賞福岡地区優秀賞
1986年 「毛蚕(けご)」 同 上
1988年 「鞠の音」 同 上
1993年 「割愛」 中日新聞・日本海文学大賞奨励賞
1996年 「葦巣」 同 上
1995年 「頭状花・天城道の轍」 北九州市自分史文学賞佳作
1998年 「緑茶・しぶ茶・ウーロン茶」 (櫂歌書房)
電子書籍の発行:櫂歌書房
表紙画/きりえ 朝重 秀明