『汗かき、恥かき テゲテゲ半生記』 著者:水溜和哉
販売価格 500円+税
カゴンマの山村での窮乏生活から、高度経済成長の荒波へ。“いい加減”で“素晴らしい”、著者の「テゲテゲ」半生を振り返る。
はじめにより…「地元に自宅から自転車通学できる距離のところに普通高校はあった。しかし、三年後は必ず、社会に出なければならない。しっかりとした実業高校に進み、何がしかの技術を身につけるべく、カゴンマの工業高校を選択した。初めて親のもとを離れ、三年間の間借り、自炊生活を余儀なくされた。この間、学費を捻出してくれた両親の苦労を背に、兎に角、懸命に勉強をし、よい会社に就職し、早く両親を楽にさせてあげたいとの一念での三年間は長いようで短い期間であった。しかし、この経験が、その後の私の人生を決定的にしたことは間違いないところである。汗かき、恥かきのテゲテゲ人生の始まりであった。」